[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
《プログラム》を勝ち残り、天使になることを許された奈々。遼一たちは同好会の合宿で奈々の研修先「ユーロランド」を訪れるが、なぜか遼一は奈々と会うことに消極的な態度を示す。お互いを想うが故に空回りする奈々と遼一。そんな2人をよそに突如クーデターが発生。遼一たちは奪われた”姫”を取り返す為、過酷なゲームに挑んでいく。
最後の引き以上に、続きがあることに驚いた今作。3巻終了の法則が破られた!? いや4巻はまだ出てないんですが。出てほしい……。
”姫”の奪還といいつついつものように生死を賭けたゲームが展開されていきますが、何度見ても飽きが来ないところはさすがです。
しかし天使があれではクーデター起こされるのも無理ないです。人間が1000や10000死のうと関係ない感じですからね。このまま勝っても腑に落ちないところはあるのですが、ミズホがどんな策を残しているかです。最後のゲームだって、単に人間を犠牲にすればいいというのはロジカルでないと思いますし。
ツァラトゥストラ4巻を出せという無茶は望まないので、これは「書ききった」と思えるまで書いて欲しいです!
”禁断”のゲームは、まだ終わらない。
第三部完!と思ったらそんなことはなかったぜ、な2巻です。
日常から一転、目を覚ますと全裸で鎖に繋がれていた奈々。
他人を犠牲にしなければならない密室ゲームから、奈々は生還できるのか……。
ゲームをクリアするたびに心を磨り減らしていく奈々が痛々しいのですが、時折挿入される遼一の日常が残酷さを際立たせています。というより前回のラストが気持ちよかっただけに、ですかね。
でもゲームのアイデアはとてもおもしろかったです。カモフラージュの設定と電気ショックは毎度のことなんですがw
微妙に差異はあれど割とパターン化している(?)感じがしますが、土橋節(電気ショック・ノイズ・シンプル・裏切り・禁断・カロリーメイト)とジェシカが好きなら買いです。
あと、この絵師さんの絵はモノクロだと映える気がします。
《もしもこのトランクを拾った方がいたら絶対に開けないでください。人にとって危険な武器が入っています。開けない限り危害はありません》
混乱する事故現場の中で、相沢遼一が託されたひしゃげたトランク。その中には精巧な人形のような一糸纏わぬ少女が入っていた――。謎の少女を連れて、先の見えない「禁断のゲーム」が始まる!
角度によっては手乗りタイガーに見えなくも無い謎の少女と共に、東京を舞台にした生き残りゲームを繰り広げる土橋さんの新シリーズです。実はイラストが白身魚さんでなかったので土橋さんの作品と気づかずスルーしてました……。「禁断のゲーム」と帯に書かれてる時点で気づくべきでした。
過去シリーズが好きな人はもちろん、バトルロワイアルが好きな人も楽しめる安心のクオリティ。裏切りと疑心暗鬼のドロドロした部分は薄くなっていく(土橋作品基準で)傾向にありますが、ゲームによる現実への被害が拡大していってると思います。この先どうなることやら。
驚いたのが、「扉の外」の頃には考えられないほど前向きなラストであることです。扉2巻の、疑心暗鬼の果ての嘘くささしかない対話もそれはそれでおもしろいのですが、今回の遼一と奈々の会話は違和感がなく、そして未来があると思いました。やっぱり終わり方としてはこういう方が気持ちがいいです。2巻が発売したってことは平穏は短いものなのでしょうけど。
新シリーズもいいけどツァラトゥストラの階段4巻を出して欲しいというのが正直なところ。あれでは中途半端すぎるというのと、ラプンツェルも「3」で……というより尻切れで終わってしまうのではと不安なのです。
携帯ゲームの中に広がるのは
現実と平行して存在する”世界”――。
ノンストップドロドロゲームアクション第三弾です。
福原駿介が囚人ゲームサイドから渡された携帯ゲームの中には、かつてバベルで出会ったオリビアが囚われていた。ゲームに勝利し彼女を助けるため、東京を舞台に”RPG”が始まる――!
1巻のオリビアが再登場で福原がハーレム状態……なのですがゲームの過酷さも増しています。土橋さんは精神的に疲弊していく様、絶望的な状況を描くのが巧すぎる、とハラハラしながら読んでました。
物語のほうは基本的な「形」ができてきたかな、と思います。当初の目的には近づけてない気がしますが、安定したクオリティなので安心してます。やはり異能力バトル分が増加してますが、前回にくらべれば描写はよくなってるかな、と思います。最後にちょこっと戦う程度の分量なら大丈夫かと。
ボロボロになることが運命づけられてしまったような飛鳥に幸あれ。