ルパン三世 ＧＲＥＥＮvsＲＥＤ

久々に「普通」くらいには思えるルパンでした。
近年のテレビＳＰルパンが迷走してた、というのもありますけど。

ルパン大増殖、緑ジャケと赤ジャケの対峙はインパクトがあって引き込まれました。
次元・五右衛門も存在感あるし見せ場もあります。
銭形が「逮捕だルパ～ン」とおっかけるだけのキャラになってなかったのが一番ありがたかったです。彼が無能扱いされてると全体的に駄目駄目になる、と勝手に思い込んでいます。
作画はいいし止め絵も少ないです。が、気になった点も少し。↓

・時系列をシャッフルしすぎてわかりにくい場面が多いです。回想シーンでは「そうだったのか！」と驚くこともありません。ただ難解にしただけ、でした。

・お宝にあまり魅力を感じませんでした。ていうか過去のＳＰに似たようなお宝があったと思います。日本が軍と繋がっている設定もそうですが、クライマックスに関係ない政治批判するための材料でしかなかったかと。

・ロボは不要。あれだけは本当にいらない。伏線もないアレの登場のおかげで白けてしまいました。

・「男は男に生まれるのではない、男になるのだ」
　ルパンになろうとしたヤスオは「自由」になれたんでしょうか。お宝を盗めばルパン、というわけではありません。そもそも本物が居る以上、いくら俺がルパンだ！と言っても偽者でしかない、と感じてしまう自分。


　まあ色々ありますが、テレビＳＰのルパンよりは全然良い出来です。
　先日の「魔法のランプ」はそれほどひどくなかったので、段々と挽回してきている感じ。
　「毎年釣られてんじゃねーよｗ」のＡＡをもう見ることがありませんように……。





　＊ちなみに個人的なお気に入りは「ワルサーＰ３８」と「東京クライシス」。