（小説版）とある魔術の禁書目録 ９＆１０

　ついに始まる大覇星祭！　そこへ進入するエロい魔術師！

　大覇星祭の設定やらヒロインズとのラブコメやらはおもしろかったですが、肝心のオチで冷めてしまった感じです。上下巻かけるほどの内容でもないですし。９巻のオチは別になくてもいいくらいで、１０巻のオチはそれまでの熱いバトルが台無しになるようなもの。
　オチ以外は割とよかっただけに惜しい巻でした。

　インデックスの腹ペコは絶対に魔術的な伏線だと思いきや、本当にお腹がへってるだけでした。そりゃないよ！　確かに食い気があるキャラでしたが、ここまで人外の食欲は無かった気が。妙な後付けでもしないと出番が増えなかったのですかねｗ

　出番が増えたといえば全く話に絡んでこないので忘れ去られてた姫神。２巻の時点でも話の中心にいたかもしれませんが結局当麻が爆発するトリガーになっただけでした。久々の出番かと思いきやまたもトリガー（大怪我する役）……まあ他に彼女にできることは特に無い気が……。今となっては、ステイルを一目見て未成年だと見抜く小萌先生のほうが重要になってしまいましたね。


　問題のオチ。
　結局あれなら上条たちの戦いは一体……ケリはやっぱり上条がつけて欲しかったです。

　上条争奪戦はインデックスｖｓ美琴か！？
　しかし、後に強大な敵が襲来することを、この時はまだ誰も知らなかったのです……。多分鎌池さんも。